クルマ好きなら一度は憧れる「ガレージハウス」。リビングから愛車を眺められるなんて、ロマンの極みです。でも、本当に理想通りの生活が送れるのでしょうか? 今回は、ガレージハウスのメリット・デメリットを掘り下げていきます。
メリット:夢が広がるガレージライフ!

1. 愛車をいつでも眺められる幸福感
ガレージハウス最大の魅力は、なんといっても「室内から愛車を眺められること」です。 リビングの大きな窓越しにピカピカの愛車があるだけで、お酒が3倍おいしく感じられます。 天気が悪くても、ガレージで愛車をピカピカに磨くことができ、DIY作業も快適です。
2. 防犯性が高い
ガレージにシャッターがあれば、盗難リスクがグッと下がります。 特に高級車やカスタムカーに乗っている人には大きな安心材料です。 雨風もしのげるため、車の劣化を抑えられるのもうれしいポイントです。
3. 車だけでなく、趣味スペースにも使える
ガレージ=車庫、だけではありません。 バイクや自転車のメンテナンス、アウトドア用品の収納、ちょっとした秘密基地としても大活躍します。 友達を呼んで、プライベートなバーやシアタールームにするのもおすすめです。
4. 荷物の積み下ろしがラク
雨の日でも濡れずに車に乗り降りでき、買い物帰りの荷物もスムーズに運べます。 特に子どもがいる家庭では、このメリットがとても大きいです。
デメリット:夢と現実のギャップも…?

1. 建築費が高い
ガレージハウスは普通の住宅よりもコストがかかります。 特に、ビルトインガレージにすると基礎工事が増えて割高になります。 さらに、車のために家の面積を削ることになるため、間取りの工夫が必要です。
2. 固定資産税が高くなる可能性
ガレージの固定資産税についても考慮が必要です。 基本的に、ビルトインガレージ(住宅と一体型のガレージ)は建物として課税対象になります。 一方で、独立したガレージ(別棟の車庫)は一般的に住宅よりも税率が低めですが、 それでも土地の評価額によっては税負担が増す可能性があります。 また、ガレージ内の設備(電動シャッターや断熱材など)が充実しているほど評価額が上がるため予算とのすり合わせが必要です。
3. 騒音&排気ガス問題
「ガレージでエンジンをかけたら、家の中に排気ガスが…」なんてことも。 換気設備をしっかり整えないと、思った以上に室内に臭いがこもってしまいます。 また、早朝・深夜のアイドリング音が家族や近所の迷惑になる可能性もあります。
4. 冬は寒く、夏は暑い
断熱が不十分だと、冬はガレージ内が極寒、夏は地獄のような暑さになります。 エアコンを入れるのも一つの方法ですが、電気代がかさむことも。 快適に過ごすためには、しっかりとした断熱対策が必要です。
5. スペースの確保が大変
都市部では土地の価格が高いため、ガレージを作るとリビングや寝室が狭くなってしまうことも。 特に駐車スペースを2台分確保しようとすると、かなりの広さが必要になります。
結論:ガレージハウスは「本当に好きならアリ」!

結局のところ、ガレージハウスは車好きにとっては最高の環境ですが、 建築コストやスペースの問題もあるため、慎重に計画することが大切です。
「とにかく愛車と一緒に暮らしたい!」という人には天国のような住まい。 でも、なんとなく憧れているだけなら、もう少し現実的な視点も持つべきかもしれません。
また、固定資産税の負担も考え、税額の見積もりや将来的なコストについても検討しておくと安心です。
家づくりは一生モノです。だからこそ、冷静にメリットとデメリットを天秤にかけて、 自分にとってベストな選択をしましょう。
あなたはガレージハウス、あり?なし? ぜひ考えてみてください!
ドヒハウスが手掛けたガレージハウスの一例