
最近、家づくりを考えている人にとって、SNSは欠かせない情報源になっていますよね。「#マイホーム計画」「#注文住宅」「#間取り失敗」などのハッシュタグを検索すれば、リアルな体験談やオシャレな家の写真が無数に出てきます。
でも、ちょっと待ってください。その情報、鵜呑みにして大丈夫ですか?
今回は、SNSの情報を上手に活用しながら、自分に合った家づくりを進めるためのコツをお話しします。
1. SNSの情報は「個人の体験談」である
SNSに投稿されている家づくりの情報は、基本的に個人の体験談です。だからこそリアルで参考になる部分も多いのですが、同時に「その人の価値観」によるものでもあります。
例えば、「この間取りは失敗だった!」という投稿を見かけることがありますが、実際にその間取りが万人にとって失敗なのかは別問題。その人のライフスタイルや家族構成によって、合う・合わないが変わるからです。
SNSの情報を見たときは、「この人はこう感じたんだな」と受け止め、自分の生活スタイルに当てはめて考えるようにしましょう。
2. バズっている情報が正解とは限らない
「バズる=正解」と思ってしまいがちですが、家づくりにおいてはそうとも限りません。
例えば、「絶対にやめたほうがいい間取り10選!」みたいな投稿があったとします。こういう情報はインパクトが強いので、多くの人が興味を持ち、拡散されやすいです。でも、その間取りが本当にダメなのかというと、実際はケースバイケース。
人気の情報=正しい情報ではなく、「なぜこの情報がバズっているのか?」という視点を持つことが大切です。
3. 「オシャレ=住みやすい」とは限らない
SNSには、おしゃれな家の写真がたくさん投稿されています。「こんな家に住みたい!」と思うかもしれませんが、見た目が良いからといって住みやすいとは限りません。
例えば、
- キッチンが完全オープンで開放感抜群!→でも、油ハネや臭いが気になって掃除が大変。
- 収納ゼロでスッキリしたリビング!→でも、結局モノが溢れて後悔。
こういうこと、実はよくあります。おしゃれな写真に惹かれる気持ちは分かりますが、実際にその家で生活するイメージを忘れずに!
4. 投稿の裏側を想像する
SNSの投稿は、基本的に「見せるためのもの」。つまり、投稿者は「映える」部分を切り取って発信していることが多いです。
例えば、
- 「この間取り最高!」と言っているけれど、実は不満点もあるかもしれない。
- 「絶対にやめたほうがいい!」と断言しているけれど、万人に当てはまるわけではない。
こうした投稿の裏側を想像することが、SNS情報に振り回されないコツです。
5. SNSの情報は「参考」にとどめる
結局のところ、SNSの情報は「参考」にとどめるのがベスト。あくまで家づくりのヒントのひとつとして捉え、自分の価値観や生活スタイルに合うかどうかを見極めましょう。
具体的には、
- 気になる情報があったら、自分の生活に当てはめて考える。
- 家族とも話し合い、意見をすり合わせる。
- 専門家(設計士や工務店)にも相談してみる。
こうしたプロセスを踏むことで、後悔の少ない家づくりができます。
まとめ

SNSは、家づくりに役立つ情報がたくさんありますが、そのまま鵜呑みにすると危険です。投稿者の価値観やライフスタイルが反映されていることを理解し、自分に合った情報を取捨選択することが大切です。
情報に振り回されず、自分たちにとってベストな家づくりを楽しんでくださいね!