
「家を建てたいな」と思ったとき、最初に出てくる悩みのひとつが“お金のこと”ではないでしょうか。中でも、よくご相談いただくのが「住宅ローンっていつ相談すればいいんですか?」というご質問です。
家づくりを考え始めたばかりの方にとって、住宅ローンはちょっとハードルが高く感じるかもしれません。でも、実は早めに動くほど安心して家づくりが進められるんです。
今回は、初めて家を建てる方向けに「住宅ローンの相談タイミングと流れ」をわかりやすくご紹介します。
1. 多くの人が迷う「お金の話」、後回しにしがち?
「ローンのことは、土地や間取りが決まってから考えようかな…」
「住宅会社に行ってからでもいいかも?」
実は、こういうお声をよく耳にします。気持ちはとてもよくわかります。
でも、お金の話を後回しにしてしまうと、こんなリスクもあります。
- 思っていたより借りられないことが分かってプランを変更…
- 予算オーバーのまま進んでしまい、支払いに不安が…
- 住宅ローン審査が通らず、スケジュールに遅れが出る…
だからこそ、住宅ローンのことは**“早い段階でざっくり把握”**しておくのがとても大切です。
2. 住宅ローン相談のベストなタイミングとは?

結論から言うと、住宅ローンの相談は「まだ土地も決まっていない」段階から始めるのがおすすめです。
【タイミング別の目安】
家づくりの ステップ | 住宅ローンの動き |
---|---|
情報収集 検討開始 | ▶ 金融機関や住宅会社に相談してみる(事前審査の準備) |
土地 探し中 | ▶ 希望条件に合った予算を明確にできる |
間取り プラン 検討 | ▶ 住宅ローンの借入額と返済計画をすり合わせ |
契約前 〜着工前 | ▶ 本審査に向けて書類準備・申し込み |
特に「事前審査(仮審査)」は早めに済ませておくと、資金計画に無理がないか確認できるので、土地購入のスピード感も出しやすくなります。
3. 住宅ローン相談の流れ|初心者向けスケジュールガイド
ここでは、「家を建てたいな」と思ってから住宅ローンを決めるまでの流れを、ざっくり4ステップに分けてご紹介します。
STEP1|家づくりの情報収集と同時に、ローンの基本を知る

まずは、自分たちの収入やライフプランに合わせて「いくらぐらい借りられるのか」「どのくらい毎月返していけるのか」を知ることが大切です。
✅ この段階でやること
- 自分たちの収入や貯金を整理
- 無理のない返済額をシミュレーション
- 金利タイプ(固定金利・変動金利など)の違いをざっくり知る
土肥ハウスでも、資金計画のご相談を無料で承っていますので、「まず何から考えればいい?」という方もお気軽にご相談ください。
STEP2|事前審査で、ローンの「目安」を知っておこう
事前審査とは、正式な申込みの前に金融機関が「この人なら○○万円まで貸せそうですよ」と判断してくれるものです。
この審査を通しておくことで、安心して土地探しや間取りづくりに進むことができます。
✅ 事前審査に必要な書類の一例
- 源泉徴収票や確定申告書(年収を証明するもの)
- 身分証明書
- 勤務先情報、借入状況 など
「住宅ローンは何千万もの話だから、もっと後で…」と思いがちですが、“仮の相談”ができるのが住宅ローンの便利なところなんです。
STEP3|土地・間取りが決まったら、本審査に進もう
土地が決まり、家のプランがほぼ固まったら、いよいよ**本審査(正式なローン申し込み)**です。
この段階では、土地や建物の契約書・設計図面・見積書などが必要になります。
✅ 本審査では、より詳細な審査が行われる
- 勤続年数や収入の安定性
- 他のローンや信用情報の確認
- 借入先の建物評価(担保評価)など
審査が通れば、住宅ローン契約(=金銭消費貸借契約)へと進みます。
STEP4|つなぎ融資が必要な場合も。スケジュールと資金の連携を
注文住宅の場合、家の完成前に土地代や着工金が必要になることがあります。
このときに利用するのが「つなぎ融資」です。
✅ つなぎ融資ってなに?
本審査で承認されたローンが実行されるまでの間に、必要なお金を一時的に貸してくれる仕組み。
ローン実行(引き渡し)と支払いタイミングの“ズレ”を解消してくれます。
住宅ローンの流れは、家づくりの進行と密接に関わっています。だからこそ、住宅会社としっかり連携して進めることが大切なんです。
4. よくある不安・お悩みにQ&Aでお答え!
Q:転職したばかりだけどローンは組めますか?
A:金融機関にもよりますが、一般的には勤続1年以上が目安になります。ただし、業種や雇用形態が安定していれば相談可能なケースも。
Q:頭金ゼロでも大丈夫ですか?
A:最近は“フルローン”に対応している金融機関もありますが、諸費用を含めた計画をしっかり立てることが大切です。
Q:複数の銀行に相談してもいいの?
A:もちろんOKです!条件や対応の柔軟さは銀行によって異なるので、2〜3社に話を聞いて比較するのもおすすめです。
まとめ|住宅ローンは「先に知っておく」「ハウスメーカーと一緒に」がカギ
家づくりで「失敗したくない!」と思うなら、まずはお金の不安をクリアにすることが第一歩です。
住宅ローンの相談は、“家づくりの情報収集と同じタイミング”で始めるのがベスト。早めに動くことで、土地探しや間取りづくりもスムーズになります。
ただ!自分たちの考え方だけで動くのは危険でもあります。ドヒハウスでは、家づくりの流れに合わせて資金計画をしっかりサポート。「まだ具体的に決まっていないけど…」という段階でもお気軽にご相談ください!!