
M様邸
2023年7月完成
賃貸の費用がもったいない。約10万円の家賃を払うなら、思い切ってお家を考えてみよう!思った事がきっかけ。
昔からガレージを作るのが夢だったご主人がドヒハウスを気にって下さりお家づくりがスタート。
ーこだわりを詰め込んだガレージ

白を基調とした落ち着いた外観に、鮮やかな黄色の愛車が映える。ガレージ前には洗車スペースも確保され、車好きの心をくすぐる設計となっている。外観からは想像できないほど、内側には「夢の詰まった男の空間」が広がっている。
ー“好き”を自由に表現する場所

中学生の頃に観た映画『ワイルドスピード』をきっかけに、車とバイクに夢中になったM様。
その憧れを、家づくりという形で現実にした。

DIYで仕上げたトレーニングスペースには、サンドバッグや懸垂グリップを設置。
まるで地下室のような重厚な雰囲気の中に、遊び心と男らしさが共存している。
「妻が文句ひとつ言わず、好きなようにさせてくれて感謝しています」と語るご主人の表情からは、満足感がにじむ。

シャッターを閉めれば、そこは映画鑑賞ができるプライベート空間に早変わり。
階段をベンチ兼テーブルとして活用できるようにし、家族がくつろぎながら過ごせる空間をつくり出している。
ー生活動線にこだわった間取り

「実は、家の正面玄関はあまり使っていないんです」と語る奥様。
リビングから直接出入りできる動線を確保することで、雨や日差しを避けながら快適に移動できる。
男性の趣味に寄せた家であっても、女性にとっても使いやすい間取りを実現した点が、この家の大きな魅力である。
ー調光でつくる、暮らしの“段階”

照明には調光機能を採用。
夜、子どもを寝かしつける時間になると、明るさを落として「寝るモード」に切り替える。
明るさを段階的に変えられる照明は、見た目の演出だけでなく、生活リズムを整える役割も担っている。
ーミリ単位で仕上げた理想のキッチン

ワイルドなガレージライフを楽しむ一方で、ご主人にはもうひとつの顔がある――料理好きだ。
賃貸時代、キッチンの高さが合わず腰を痛めた経験から、カウンターの高さをミリ単位でオーダー。
身体への負担を最小限にし、快適な調理環境を実現した。
ー機能を“見せない”収納設計



空調や換気設備は造作家具の中にすっきりと収め、デザイン性とメンテナンス性を両立。取り外し可能な格子パーツを設け、掃除のしやすさにも配慮している。

左右対称のデザインで統一感を出し、視覚的にも美しい仕上がりとなった。家具の下部には、ロボット掃除機専用の「基地」も設けられている。
ー屋外とつながるセカンドリビング

2階には主寝室、子ども部屋に加え、セカンドリビングを配置。
大きな掃き出し窓からルーフバルコニーへとつながり、バーベキューやプール遊びなど、多目的に使える空間となっている。エアコンの効いた室内でくつろぎながら、外で遊ぶ子どもを見守る。奥様にとっても、穏やかで心地よい時間が流れる場所だ。

ー“家族らしさ”がにじむ住まい

取材中、ご夫妻とお子さまの間には、あたたかい空気が流れていた。
「相談しやすく、アットホームだった」と語るお二人の言葉どおり、家づくりは常に笑顔と会話にあふれていたという。家は完成がゴールではなく、これから積み重ねていく家族の時間の“器”である。
M様ご一家のこれからの暮らしが、この家とともにさらに豊かに育まれていくことを願っている。


| 敷地面積 | 168.49㎡ |
|---|---|
| 延床面積 | 134.62㎡ |
| 間取り | 3LDK |

